未来の祀り ふくしま Miraino Matsuri Fukushima

山田神社植樹祭 新作神楽「ふくしま未来神楽 第一番「白はだし」」を奉納

この記事は2015年6月2日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

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▲「ふくしま未来神楽」の奉納。前列和合亮一さん(詩人)、後列左から遠藤元気さん(川俣町「山木屋太鼓」会長)、伊武トーマさん(詩人)、及川俊哉さん(詩人)
伊武さんと及川さんが手にしているのは、行方不明の方々の捜索にも使われた長い木の棒

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▲背景のびょうぶに、江戸時代の名高い僧侶・良寛さんが三条大地震の後に記したという「地震後詩」を書く半沢紫雪さん(書家)。この後、紫雪さんが書いた書は山田神社に奉納させていただきました
山田神社再建立のあかつきには、社殿の中に飾ってくださるというお話も


2015(平成27)年5月3日、東日本大震災の津波で多くの方が犠牲となり、社殿が流された南相馬市鹿島区北海老の山田神社で、鎮守の森の再生を願う「みんなの鎮守の森植樹祭」が催されました。地元の方々や、主催団体のみなさまをはじめ500名を超える人々が集まりました。
宮司は、「ふくしま未来神楽」創作の監修も務めてくださっている森幸彦さんです。
植樹祭に先立って行われた式典に続き、新作の神楽「ふくしま未来神楽 第一番 白はだし」を奉納させていただきました。
遠藤元気さんの和太鼓と横笛のしらべに呼応するように、和合亮一さん、及川俊哉さん、伊武トーマさんが、犠牲者への鎮魂と被災地の再生と希望を祈る作品「白はだし」を口上として朗唱しました。

今も忘れられないのがリハーサルの時の霧です。高台にある山田神社が白い霧に包み込まれたのです。本番を前に懸命に準備する命と神社の仮の拝殿を守ってくれているように感じました。本番は、一転して青空。亡くなった方々がこちらを見ているようにも思えました。やさしい空に見守られながら腹底から振り絞るような声で願い祈り、空に呼びかける和合さん。寄り添うように倍音を響かせる及川さんと伊武さん。言葉、声、書、音による渾身の新作神楽に涙があふれました。
奉納の後、神社にいらしていたお年寄りのご夫婦が「こんなに泣けたのは初めてだ」と和合さんに声をかけてくださったそうです。後日、太鼓と横笛を担当した遠藤さんも「私もあの空間に流れる不思議なパワーを感じ、いつもの自分ではないようでした」と言っていました。

神楽奉納後、祈りを込めて植樹をさせていただきました。

たくさんの命と力の結晶が5月3日の奉納だったと思います。
次の奉納は、真夏の福島稲荷神社です。現在、スタッフがそれぞれの持ち場で全身全霊を込めて準備を進めています。次の更新をお楽しみに!


創作神楽映像/ふくしま未来神楽 第一番「白はだし」


ふくしま未来神楽 第一番「白はだし」


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